EXAMPLE DETAIL
製品導入例詳細
混練しにくいシリコンゴムをニーダーで混練
2016/1/14 ニーダー
本日ご紹介する事例は、混練としてはやや特殊な素材「シリコンゴム」の混練です。トーシンにはさまざまな素材の依頼が舞い込みますが、今回もお客様のご要望に応えることができました。
シリコンゴムの理想的な混練をニーダーで実現
シリコンゴムの混練は、主にミキシングロールという機械で処理されていますが、最近では混練機を使用するケースも増えてきています。医療などの高機能分野で使用する為、清掃のしやすい小型の分解型ニーダーが注目されています。今回は小型分解型ニーダーを御採用頂きました。
シリコンゴムという素材は、材料自体が装置に粘着しやすく、混練に使うニーダーの接材部はメッキ仕様となります。
今回はシリコンゴムに粉体を混ぜ込むのですが、なかなか思うように混ざりませんでした。その対策として羽根の形状に注目し、少し変更したところ良好な結果がでました。また別のユーザー様では粉の投入を連続的に行いながらする事でクリアしたケースもありました。(この時は自動の計量フィーダーとニーダーを組合わせた装置で、自動投入仕様にしました。)
本当に少し違うだけで全く違う結果が出て、改めて混練の奥深さを痛感しました。これはシリコンゴムに限った話ではなく、いろいろなお客様の素材でも同様なケースがありますが、当社トーシンは、工夫と改善に取り組み結果をだしています。
ちなみに、シリコンゴムという素材は医療や高機能分野に使用されるケースが多いのですが、それ以外の台所用品など一般的な分野での製品が増えてきているような気がします。
難易度の高い分野で実績がありますので、一般的な分野では全く問題なくトーシンニーダーはご使用頂けるでしょう。ですから、まだまだ他のシリコン分野でもトーシン装置は活躍できると思います。
お客様のより良い製品作りに、シリコンのような特殊素材の混練もできるニーダーを製作しているトーシンは活躍します。