EXAMPLE DETAIL
製品導入例詳細
ガムベースの混練に適したコンタミネーションを防げるニーダー
2015/12/25ニーダー
本日は当社のニーダーを導入されたお客様事例をご紹介させていただきます。弊社トーシンに大手ガムメーカーから問い合わせがあり、チューインガムの元になる「ガムベース」をこねるためのニーダーについて相談がありました。
ガムベースの混練について
ガムベースの混練は、一般的には「加圧式ニーダー」と「双腕式ニーダー(加圧式でない)」を使い分けて行います。一部の噛み応えのあるガムを作るには加圧式ニーダーが必要で、風船ガムや駄菓子屋さんで売っているような軟らかいガムを作るには双腕式ニーダーが使われることが多い様です。
今回は、ガムを作る上流工程で使用されるニーダーを新しく導入されるということで問い合わせがありました。これまで使っていた古いニーダーは、当社トーシンで引き取って処分することになりました。
ガムベースの混練には大きな力が必要で、縦型の混練機(かきまぜる羽根の部分が縦に設置されている)だと、馬力が足りません。トーシンのニーダーは横型の混練機を作っております。これだと両軸で支持して混練できるので、大きな力で混ぜることができます。
ガムベースの混練は、食品衛生法との戦い
今回のようにガムメーカーさんが混練機を新しく導入する場合は、最新の食品衛生法に則ったニーダーを導入しなければなりません。食品衛生法は年々厳しくなってきており、決められたルールをクリアする必要があります。
特に問題になるのは、清掃後のニーダー内に残留するガムベースや、金属同士がぶつかったときに出る金属粉がガムベースに混ざることです。また、水洗い後のニーダー本体が錆びて、その錆がガムベースに混ざることも考えられます。
一言でいうとコンタミネーションの事です
ニーダーでのコンタミネーションを防ぐために
ニーダー内でのコンタミネーションを防ぐためには、いくつか方法があります。先ず、錆を防ぐためには機械を全てステンレスで作ればいいのですが、そうすると非常に高価になります。なので、ニーダーを部分的に改良したりします。
当社トーシンのニーダーの混合槽は、3つのパーツが組み合わされているので、パーツのつなぎ目部分に、洗い残しのガムベースの残留する可能性があります。ですので、このつなぎ目部分を曲線化し、残留物が残らないように工夫したり、羽根と本体のつなぎ目部分(シール)を錆びないもの使います。そうすることにより、コンタミネーションを防ぐことができ、最新の食品衛生法に適したニーダーを製作することができます。
トーシンでは最新の食品衛生法に対応したニーダーを製作しています。ガムベースを混練するニーダーをお探しならトーシンまでご相談下さい。