EXAMPLE DETAIL
製品導入例詳細
新素材・新材料の用途に合わせて選べるトーシンの押出機
2015/10/12押出機
素材(材料)の混練・押出し・造粒といった一連の機器の製造・設備をシステムでエンジニアリング。トーシンは高度な技術とノウハウを永年にわたって蓄積、発揮してまいりました。
高分子素材を使用した先端技術の進歩に伴って、トーシンの技術はあらゆる方面から注目を集めています。特に最近は、様々な分野で特殊な素材や用途の需要が増す傾向にあり、ますますトーシンの押出し機のバリエーションの豊富さが評価されてまいりました。
トーシンの“ツインスクリュー”による押出し機は、セラミックス、ゴム、金属系、高分子系などのコンパウンド、プレフォーマーに高い実績を誇っています。さらにトーシンでは、こうした機器を中心とした製造設備を、システムで捕らえたエンジニアリング技術を駆使して、企業の省力化に大きく貢献しています。
TE-二軸押出機
異った方向に噛み合うスクリューで様々な素材を混練し、混合物をすみやかにフィード。押出し造粒・押出し形成を行います。
<特長>
●2本のスクリューが異方向に回転する“スクリューフィードロール作用”によって押出し作業を行うため、発熱が少なく、熱硬化性樹脂およびセラミック等、磨耗の大きな素材にも適しています。(スクリュー部をジャケット構造にした、加熱冷却できるタイプもあります。)
●フィード部が2軸スクリューで、開口部が大きいため、混練物などの塊を、直接ホッパー口に投入することができます。
●2軸スクリューの形状により、搬送力が大きく大容量の押出しが可能です。
●ガラス繊維などを破損しないスクリュー設計です。
TE-二軸一軸押出機
TEシリーズの新鋭機として注目を集める特殊型です。投入口およびフィード部は2軸で、圧力ゾーンから1軸となる構造です。成型押出し、造粒、ストレーナとして幅広く採用されています。
2軸の持っているメリットは、投入口部分が大きく材料の投入が容易で、材料フィードが確実なことですが、これに加えて、1軸の特長である“押出し圧の安定化、およびヘッドに残留が少なく、クリーニングが簡単”というメリットを備えています。(スクリュー・ケーシング部が簡単に分解できます。)
トーシンでは上記のTE、TC、TP型の中から素材や用途に合わせて様々な機器を選択していただけます。お気軽にご相談いただければ、当社より適切なアドバイスと技術指導により、最善のシステムをご提案させていただくほか、押出し機と前後装置関連機器との総合エンジニアリングサービス”も実施しております。
TC-二軸押出機
2軸のテーパー型スクリューを異方向に回転させ、成型・押出し・造粒などに活用されています。
<特長>
●圧力ゾーンが少なく、材料温度を抑えることが可能です。したがって熱硬化性樹脂などに最適です。(BMC機などに最適)
●投入口部が幅広なので、材料投入が簡単です。
●スクリュー・ケーシング部の分解が簡単でクリーニングし易い構造です。
●2軸押出し機としては非常に安価です。
●押出された素材の自動切断機もセットできます。
TP-プランジャー押出機
タテ型、ヨコ型の両タイプがあり、いずれもシリンダーに投入された素材をピストン油圧シリンダーで作動させ、押出しヘッドより多種の形状で押出す装置です。当社技術陣の開発により、セラミックス、金属系、高分子系分野などあらゆる素材において高い実績を誇っています。
<特長>
●磨耗素材に最適。素材に不純物の混入がありません。
●押出し温度が一定にできるため、発熱を抑えたい素材に適しています。
●押出し圧力が簡単に設定でき、高圧力を必要とする素材にも適しています。
●シリンダー、ピストン部を分解することなく、クリーニングを行うことができます。
上記のそれぞれの押出機については、個々に詳しくブログで紹介していきたいと思います。押出機については、株式会社トーシンにご相談下さい。