EXAMPLE DETAIL
製品導入例詳細
トーシンのスクリュー押出機について
2015/9/4押出機
一般的な押出機
一言で「押出機」といっても、その使用用途に応じて様々な押出機があります。材料を溶かす溶融押出機、材料を混ぜて出す混練押出機、ストレーニングする(ゴミ取り)ための押出機、成形する押出機など、目的によって多種多様です。
トーシンで製作している押出機は少し分かりにくいのですが、【予備成形用】の押出機です。様々な製品製造の中間工程で使用されています。
トーシンのスクリュー押出機の特徴は“大きな投入口”
様々な押出機がある中で、トーシンのスクリュー押出機は少し変わった位置づけになります。二軸構造ですが、粉体と樹脂等を混ぜながら押出す連続混練機ではありません。また最終製品を製造する押出機でもありません。
では何をしているのかというと、主にバッチ式混練機の受け装置として使用され、ペレットやシートなどの【予備成形】をしているのです。
二軸構造になっているのは、“投入口を大きくするための”二軸です。
一軸の押出機では投入口が小さく投入できない材料でもトーシンの二軸押出機なら受け入れる事ができます。
前工程では主にこれまで紹介したバッチ式混練機の「加圧式ニーダー」「オープンニーダー」が使用されます。ニーダーで混ぜられた材料は、大きな塊りで出てきます。少しずつ排出するのでは次の混練が出来ないので、その塊を「ドーンッ!」と一括で入る押出機が必要になります。主にその為の理由でトーシンの押出機は二軸構造になっています。
二軸で受入れされた材料は徐々に先端にフィードされ所定の形状に押出され、その形状は丸棒や造粒、シート状など各用途、目的によって決められます。
まとめ
もともと変わった位置づけにある事もあって、上記の予備成形に加え減圧やストレーニング、混練促進など様々な機能を併用しての装置製作も数多くあります。
世の中には、あるようでない押出機なので、押出機を探してこのホームページを見て下さった方の中には【この材料、目的はトーシンの押出機で可能なのだろうか?】と良くわからないケースが数多くあると思います。
トーシンの押出機は万能な押出機ではない為、目的が合わないケースもありますが、【こんな用途にも対応した実績があるのですか!】という場合や【試してみるとうまくいった!】というケースも御座いますので、なんなりとお問合せ下さい。
大きな投入口を必要とする押出機、予備成形のための押出機についてお考えならば、トーシンにご相談下さい。